<つつが虫病に注意しましょう>

 例年、5〜6月はつつが虫病の患者発生が多くなる時期です(図1)。秋田県では、第22週(5/31〜6/6)までに1人の患者報告がありました。農作業、山菜採りや魚釣りなどが感染の機会として多いため、これらの活動をする際はツツガムシに注意しましょう。

■症状・治療
 ツツガムシはダニの一種で、一部がつつが虫病の原因となる病原体を保有しています(図2)。病原体を持ったツツガムシに刺咬されると、7〜10日後につつが虫病を発症します。主な症状は、38℃以上の高熱とその後に現れる体幹〜四肢に広がる発疹です。また、刺咬された部分に1cmほどの大きなカサブタが出来ることが特徴です。人から人への感染はありません。
 治療では、早期に適切な抗菌薬を投与することが必要です。これからの時期、高熱・発疹などの症状があった場合は、早めに内科や皮膚科などの医療機関を受診しましょう。その際、発病前の野外での活動状況を伝えることが早期診断のきっかけになります。

■予防 
 ツツガムシを身体に寄せ付けないこと*が重要です。また、ツツガムシが身体に取り付いても、病原体に感染するまでには6〜10時間ほどかかります。そのため、次のような対応が有効です。
・野山、田畑、河川敷では長袖、長ズボンを着用するなどして、できるだけ素肌を出さない。
・帰宅後すぐに入浴し、体を入念に洗う。
・衣類は室内に持ち込まず、すぐに洗濯をする。

*ツツガムシの忌避効果が認められている虫除けスプレー剤もあります。ただし、効果は塗布部に限定され、持続時間も限られますので、上記の対応と併せて活用しましょう。