<A型肝炎の報告数が増えています>

 第2週、秋田県内の複数の保健所管内から、3件のA型肝炎の発生報告がありました。2009年以降、県内のA型肝炎の報告数は年間で5件以下でしたが、今年は第2週時点ですでに4件となっています(表)

【A型肝炎とは】
 ウイルスに汚染された食品や飲み水などを摂取することで感染します(経口感染)。そのため、上下水道の整備等、衛生環境の不十分な地域でまん延しやすく、以前は日本国内でも多発していました。まん延国への渡航や輸入食品等からの感染が疑われる症例が中心となっていますが、潜伏期間が2〜6週間と長いため、渡航歴の無い症例では感染要因を特定できないことも少なくありません。また、近年は性行為による感染例の報告が増えつつあり、注視されています。

【症状と経過】
 発熱や全身倦怠感に続いて黄疸や肝腫大といった肝炎に特徴的な症状が現れます。症状は一過性で慢性化することはまれですが、治癒までに2〜3ヶ月間の安静が必要となります。治癒後は終生免疫が獲得されますので、感染を繰り返すことはありません。

【予防】
 経口感染の予防には、しっかりとした手洗いや食品の加熱調理が重要です。また、任意接種のため有料ではありますが、ワクチン※も開発されています。まん延地への渡航を予定されている方はご検討ください。
※取り扱っていない医療機関もありますので、接種を希望される方は医療機関にお問い合わせください。