『遺したいものは、それですか?』 〜9月24日から9月30日は「結核予防週間」です〜 

 結核は、現在も世界中で流行しており、世界総人口の約1/4が感染しているとされています。罹患(りかん)率・死亡率が共に高く、結核予防は世界保健上の重要な課題となっています。日本国内では管理治療体制が確立しコントロールされているものの、昨年は約17,000人が発症し、約2,300人が亡くなっています。空気感染するため、学校、医療機関、高齢者施設等での集団感染も問題になっています。厚生労働省は、毎年9月24日から9月30日までを「結核予防週間」と定め、結核に関する正しい知識の普及啓発を図っています。

■秋田県における患者数
 秋田県内では昨年80人(全国16,789人)が新たに結核を発症しました(図1)。新登録結核患者の約83%を65歳以上の高齢者が占めており(図2)、高齢者の結核対策が重要となっています。

■症状
 初期症状は、咳・痰・発熱・倦怠感など、風邪の症状によく似ています。このような症状が2週間以上続く場合は、早めに医療機関で診察を受けましょう。高齢者では風邪のような症状がなく、倦怠感・食欲不振・体重減少などが結核発病のサインとなる場合があり、周囲の人による毎日の健康観察が大切です。

 結核は健康診断で発見されることもあります。症状がなくても職場や地域での健康診断を欠かさず受け、異常が指摘されたら速やかに専門の医療機関を受診してください。また、不規則な生活や極端なダイエットなどにより体の免疫力が低下すると、より感染しやすい状態になりますので、日頃から十分な睡眠やバランスの取れた食生活を心がけましょう。