<マイコプラズマ肺炎について>

 マイコプラズマ肺炎は、1年を通じて発生しますが、晩秋から早春にかけて患者報告数が多くなります。また、周期的に大きな流行が起きる傾向にあり、近年では2011年から2012年と2015年から2016年に大きな流行がありました()。今冬はこれまでのところ報告数の大きな増加はみられませんが、前回の流行から4年が経過しており、今後の発生動向に注意が必要です。

■症状
 感染すると2〜3週間の潜伏期間を経て、発熱、全身倦怠感、頭痛、痰を伴わない咳などの症状がみられます。咳は熱が下がった後も長期(3〜4週間)にわたって続くのが特徴で、この期間も病原体が咳のしぶきの中に排出されます。中耳炎、心筋炎、髄膜炎、脳炎などを併発することもあります。

■予防
 マイコプラズマ肺炎に対するワクチン(予防接種)はありません。主な感染経路は、患者の咳やくしゃみのしぶきを吸い込むことによって感染する飛沫感染や接触感染のため、手洗い等の感染予防対策を心がけましょう。咳の症状がある場合は、マスクをするなどの「咳エチケット」を心がけ、感染拡大防止に努めましょう。