<梅毒が増加しています>
 梅毒の患者報告数は増加傾向にあり、2018年は全国で10年前の約10倍にあたる7,001件の報告がありました(表1)。2019年は、第35週までに全国で4,431件の報告があり、昨年の同時期(4,523件)と同程度の発生状況となっています。秋田県でも、第36週までに15件の報告があり、感染症法に基づく統計が始まった1999年以降で最多となった昨年の年間報告数に迫っており、注意が必要です。

■症状 
 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌が原因で、主に性行為によって感染します。2015年以降、若い女性(20〜30代)の患者報告が多くなってきています。妊娠中の女性が梅毒に感染すると、死産や早産、新生児死亡、奇形(先天梅毒)が起こることがあります。
 梅毒のステージ別の症状は、表2のとおりです。

■検査や治療
 梅毒は、早期に抗菌薬による治療を開始すれば治せる病気です。感染が少しでも疑われる場合は、早めに泌尿器科・皮膚科・産婦人科等の医療機関を受診しましょう。
 治癒後に再び感染することもあります。感染が判明したらパートナーに必ず打ち明け、同時に治療を受けて、感染を繰り返さないようにすることが大切です。

■発生届
 梅毒は、感染症法第12条第1項の規定により、全ての医師が全ての患者の発生について届出を行う感染症です(五類感染症)。患者を診断した医師は、7日以内に最寄りの保健所へ発生届を提出することになっています。