<劇症型溶血性レンサ球菌感染症について>
 秋田県内では、第39週までに劇症型溶血性レンサ球菌感染症が4人報告されています。劇症型溶血性レンサ球菌感染症の報告数は、全国的に増加傾向にあります()。劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、急激に病状が進行して重篤化するため注意が必要です。

■原因
 レンサ球菌を原因とする感染症です。劇症型溶血性レンサ球菌感染症では、傷口やのどの粘膜から通常は細菌が存在しない血液や筋肉などにレンサ球菌が侵入し、増殖していきます。ただし、実際の感染経路は不明な場合も多く、詳細は分かっていません。

■症状
 初期症状として、発熱や悪寒などの風邪に似た症状、手足の強い痛み、創部の発赤や腫脹などがみられる場合が多いとされています。その後、急激に症状が進行し、筋肉周辺組織の壊死を起こしたり、血圧低下や多臓器不全からショック状態に陥り、発病後数十時間で死に至る場合もあります。

■治療
 医療機関における集中治療室での管理が必要です。重篤化のリスクを下げるため、早期に抗菌薬を用いた治療を開始することが重要です。
 傷口は清潔に保ち、創部の発赤や腫脹、手足の痛み、発熱等の症状から感染が疑われる場合には、直ちに医療機関を受診してください。