<小児の肺炎球菌感染症について>

 肺炎球菌は、健康な人でも鼻やのどの奥などにいることがある細菌で、菌を保有していても特に症状もなく日常生活を送っている子どもも多くいます。しかし、肺炎球菌による感染症は、髄膜炎や菌血症といった侵襲性肺炎球菌感染症を引き起こす場合があり(図)、注意が必要です。

■症状
 肺炎球菌感染症の症状として、肺炎、中耳炎、髄膜炎などがあります。特に、肺炎球菌が髄液や血液といった本来菌がいない部位から検出された場合、侵襲性肺炎球菌感染症と診断されます。小児における侵襲性肺炎球菌感染症は成人と異なり、肺炎を伴わず、発熱のみを初期症状とする場合が多いとされています。また、髄膜炎は中耳炎に続いて発症する場合があります。

■予防
 小児は、生後2ヵ月から「沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン」を定期接種で受けることができます。
 初回接種については生後2ヵ月以降〜7ヵ月までの間に接種を開始し、27日以上の間隔をおいて3回、追加接種については初回接種の3回目の接種を行ってから60日以上の間隔をおいて1回の接種を行うのが標準的なワクチン接種スケジュールとなっています。

  ※予防接種に関するご相談は、お住まいの市町村、かかりつけの医療機関等にお問い合わせください。